人に期待しない。

また、やらかしました。。。

僕はよく失敗します。。。

昨日、メインで出してたお肉
「三浦牛」
以外に 交雑種のイチボ
も出してたんですけど。

この子が 予想以上に
弾力性が強くて
「噛みきれない」

もちろんイチボの中でも
硬いところと
柔らかいところとあるんですけど。

そのことを
僕はキチンと把握できてなくて。

硬いお肉は
しっかり隠し包丁を入れてお出しすれば
問題ないんですけど
その事に気付いてなくて
お客さまに
良い状態で食べて貰えなかった。

「お客さま」にはもちろん
「お肉」にも申し訳ない。

「お客さま」に
「嬉しい」と「楽しい」
を届けれない。

お肉にも
「美味しかったー✨」

と思われて、その役目を終わらせる
僕たち料理人には
その責任があると思う。

お客さまにも、お肉にも
どちらにも申し訳ない気持ちで
いっぱいです。

そんな中で
「お肉が硬かったよ」
「ちょっと食べずらかった」

伝えてくださった
お客さまには
本当に感謝です。

人に厳しい事を伝えるのは
正直 しんどいです。

「まあ、いっか」

て諦めながら
人と付き合う方が
よっぽど楽。

「人に期待しない」

それはそれで
難しいし
すごい生き方だと思う。

基本僕もそんな生き方。
でも、それだけでは
不十分だと感じた。

なんだろ。。。

僕に伝えてくださった
お客さまは

怒りはなく
事実をありのままに
伝えてくれた。

そのお肉を食べた時に
自分や周りに起こった事を
そのまま伝えてくださった。

それをそのまま
僕に伝えてくれたという事は
僕にとって
「お店が良くなるヒント」
ていうプレゼント
だったと思う。

見返りを求めず
ただ、少しでも
お店が良くなるかも知れない
そのヒントをプレゼントしてくださった。

「返ってくる」
を期待してないから
ある意味
「人に期待しない」だけど
このお客さまは、更に進化して
「人にプレゼントする」
生き方なんだと思う。

プレゼントだから
お返しは期待してない。

与えるだけ。
これができる方なんだと思った。

正直
「怒り」を持って伝えられると
こんなにすんなり入ってこないかも知れない。

いや、僕のやった事なので
どう伝えられようと
キチンと受け止めて
僕やお肉やスタッフの為にも
次に活かさないといけない。

でも、昨日の方の伝え方は
「プレゼント」
に感じました。

すごく勉強になった。

「ああ、僕もこんな風に
人に伝えたら良いんだな」

失敗したくせに
プレゼントしてもらいました😅

なんだか
今日は昨日よりも
良いお店にできそうです✨✨✨