上長者 直貴

明日9/1は
師匠 上長者直貴の命日なんです。

忘れないし
忘たくない

直貴さんとやったどんとこは
たった1年半だったけど

衝撃の1年半でした。

僕が老人介護の仕事で
『自分の心が救われてない』
て気がついて

『飲食の仕事の方が
自分と周りを楽しませれてたな』

そう感じた

その日に
『美野、俺と店をやろう』
と、声をかけてくれた。

『お前よりも仕事ができるやつは
沢山いる』
『けど、お前ほど人を嫌な気持ちに
させないやつはいない』

そう言ってくれたのは
僕にとって
最高の褒め言葉でした。

直貴さんは
何一つ仕事を教えてくれる人
ではありませんでした。

できなかった時だけ叱られます😅

完全に
『俺の背中を見ろ』
のタイプ。

だから、良かった。

人の仕事を見て盗む。

教えられ慣れてる人は
『教えてもらった』
という事に依存してしまう。

だから、何も疑わずに
『それが正しい』
と思ってしまう。

それはある意味
『自分に責任はない』

と言ってるのと一緒だと思う。

仕事とは
『形』と『意味』が
揃わなければ
本当の仕事とは言えない。

往々にして
『形だけ学ぶ』
という事が多い。

僕の大好きな
美熊野牛生産者の西村さんも

『父は生前、何も教えてくれなかった』
『おそらく、
言葉で伝えようが
なかったんだと思うんです』

そう、言われてました。

『意味は感じ取る』

その事を僕は直貴さんに
強く教えてもらいました。

店や人が変われば
形は一緒でも
意味が変わってくる。

だから、形だけ覚えても
しょうがない。

けど
『意味』
を感じ取れる心を持てば
どこでても通用する。

そんな事を教わったんだと思います。

『美野、
いつか独立するって言ってたけど
そんなんせずに、
俺と一緒にどんとこを守ってくれや』

『ありがとうございます
そう言ってもらって
一緒に守っていきましょう‼️』

そう応えた時の直貴さんは
すごく嬉しそうだった。

『お前が居ればどんとこは完璧なんよ』

そんな事はないです。

ずっと自信なかった。。。

でも、それを
本当にする覚悟はできました。

直貴さん
僕がそっちに行ったら
死ぬくらい
一緒に呑みましょう